Starting a blog
すごく久しぶりにブログを始めることにしました。
なぜ今更始めることにしたかというと、このウェブサイトを作ることにした理由から始まります。
去年からのパンダミック、日本でも美容業界、飲食店その他あらゆる業界で影響を受け大変な想いをされている方も多いと思います。NYでも、3月からロックダウンが始まり、サロンは3ヶ月閉鎖した後6月末から再開することができましたが、未だに大変な状況が続いています。それでも3ヶ月失業してみると、働けること、サロンを営業できることだけでもありがたいです。
私が働いているDvir Salonは、2号店を閉鎖したことで、なんとか1店舗を守ることができています。
この10年ほどは、私の頭の中にはDvir Salonしかありませんでした。なんでNYにいるのかと聞かれたら、「Dvir Salonが好きだから」と答え、日本の美容関係の方がインタビューをして下さり「今後NYでやりたいことは?」と聞かれても、「Dvir Salonをもっと良いサロンに育てたい」と、期待外れの答えしかできませんでした。私にはNYにいるとか、アメリカで働いているとかいうことは全く関係なく、たまたま好きなサロンがここにあったというだけのことです。
常にこのサロンに全エネルギーを注いでいたので、NYの他のサロンや美容師さんとの繋がりもほとんど築いてきませんでした。息子が生まれるまでの10年以上、週6はサロンにいて、一日10時間以上しゃべり続けていたので、サロンの外での友達もそんなに増えませんでした(笑)ボス、スタッフ、お客様がみんな私の大切な友達でもあります。
そんな中でのパンダミックは、サロンから一度離れて視野を広げるいい機会になりました。サロンが閉鎖すると何もできない自分に気付かされ、どれだけ殻に籠もっていたかに気づきました。やはり人としても美容師としても、新しいものを見て、触れて、新しい環境や人から刺激を受けて、学んでいくことはとても大切だと再確認しました。
とは言え、いまだにどこにも行けず、日本に帰りたくても帰れず、サロン以外ではほとんど人に会えない状況なので、今更ながらインスタを使ってみたり(SNSは苦手でスタッフのみんなにからかわれながらもずっと避けていました)、この時間を利用してウェブサイトを立ち上げてみたり(これまた初心者で、友達に助けてもらいながらもまだまだ勉強中です)、今やれることをなんでもやってみようと慌ただしく動いています。
20代の頃、 何かやりたいけど何がやりたいのか分からなくて、手当たり次第動き回っていた頃を思い出します。そろそろ落ち着けば良いのに、、、。
ということで、まだまだ大変な日々は続くと思いますが、ここにも一人、もがきながらなんとかやってる美容師がいるので、一緒にがんばっていきましょう!
ブルックリンのアパートの屋上から。